太田初夏通信ーvol.49

今週は本当にたくさんいろいろなことがあり、考えさせられて、行動しての一週間だった。一つひとつの出来事や行動に深い意味のある心地がした。今あるものを大切に、昨日、今日、明日と一日いちにちが連綿と続いていく。その中の私は、支えられて、支えて、主役であり、脇役であり、星であり、宇宙である。
太田初夏 2023.11.19
誰でも

※日記※

11月13日(月)

仕事では自分がリーダーシップを取って、皆を引っ張っていくというよりは、後ろからそっと支えて、こぼれ落ちそうになるものをそっと拾ったり、フォローしたり、手薄になっているところをカバーしたりという役割が多い。仕事がある程度片付いたら早めに帰る。手際よく仕事して、一人で仕事することないように、工程を簡単にして、マニュアルを作成して、他の方も簡単にできるようにしておく。ミスも少なくなるし、時間もかからなくなるし、カバーし合える。そういうことの積み重ねが、自分を育ててくれる。

11月14日(火)

夕食を食べ終わって、おバカな話で盛り上がっていた二人は、同時にしゃっくりし出して、笑いが笑いを呼び、笑いながらしゃっくりをしてと、呼吸困難になるぐらい爆笑した。こんなひと時がいつまでも続けばいいねと最後は神妙になった。

11月15日(水)

朝のうちに脳の奥の方に鈍い痛みがあり、小指に痺れもあったので、急遽、仕事を休み脳神経外科にCTスキャンを取りに行った。その心配はよそに、脳は頭の中にぎっしりと詰まっていて、どこも悪くないということでした。少し帯状発疹の気配があるとのことでしたが、大事はなかった。午後から診療所の外来診察があり、少しずつ進めている減薬作業も、今回も進んで、薬を減らすことができた。帰ってきて、インフルエンザの予防接種に行き、一日のうちに病院に三か所行った。情けない気持ちになったが、どちらかというと体調はいい方向に進みつつあり、上手に休みや睡眠を挟みつつ、仕事したり生活したりの日々になることを予感させた。

11月16日(木)

若い時に事故で亡くなった親友の命日で、ご自宅に行き、手を合わせてきた。少しの時間、おじさんとおばさんと語り合って、偲んで、近況報告。親友のことをずっと胸に留めて、想い、祈る事。亡くなっても親友は親友のまま変わらない。

11月17日(金)

急ぎの仕事を、納期に間に合うように、信頼を得る結果として、次の人にお渡しする。そのことの積み重ねが、今の私の立ち位置になっているのかなと思っている。普段は周りの状況を広く見つつ、余裕のある働き方で、誰も手が回せない仕事や急ぎの仕事を正確にこなしていく。他の人に手伝ってもらわなければならないものは、適役を探して、手伝ってもらう。社内の事情や仕事について、ある程度しっかりとわかってないとできない仕事だと思っているので、これからもどんどん磨いていって、自分の役割を果たしていきたい。

11月18日(土)

大掃除第二週目。エアコンの清掃や、電灯の傘の中を掃除した。二人組になって、呼吸を合わせて、一つひとつこなしていく。妻のこうやりたいという思惑に沿って、役割を果たしていく。妻は普段からてきぱきと動き、手際も良いので、私自身にとっても、すごく実りある時間になる。楽しく気持ちいい時間になった。

11月19日(日)

新居浜市民吹奏楽団の定期演奏会を聴いてきました。3部構成で、最初から最後まで楽しめ、オブラディ・オブラダから、アンコール曲まで、見せ場がたくさんあって、聞き惚れて、笑顔で帰りました。

個人的には、威風堂々、オリエント急行、サンダーバードが気に入り、格好良く感じました。特に舞台袖で、数人でいろいろな楽器を掛け持ちでしっかりやり遂げた方たちや、ドラムの音の柔らかさに心惹かれました。

妻も楽しめたようで、帰りは曲の話をたくさんしながら帰りました。

※作品(詩・散文)※

『そのまま』

あなたの影を愛している

美しくなろうとしないで

あなたはそのままでいいの

長い夜の果てに朝が来る

季節が廻れば花が咲く

月が満ちて欠けて満ちて欠ける

最高のあなたでなくていいの

誰かに指をさされて笑われても

何をしてもうまくいかなくてもいいの

素のあなたは美しいの

飾りつけは捨てて

不敵な笑みで素敵になろう

きっとうまくいく時が来る

自分の胸の言葉に素直になるの

他の人がどう言おうとね

『幸せor 不幸』

神様は何の分け隔てなく、幸せとも不幸とも感じられるのは、私自身に委ねてくれた。私はそれだけで十分に、不幸だし幸せだ。

誰のせいでもなく、自分がどう感じるかだけの世界は美しく、誰かの陰で私が輝き、私の陰で誰かが輝くなら、こんなに幸せなことはない。

あとは自分次第。愚かで破廉恥で下らなくても、最高の自分ではなくても、幸せを感じられるし、素の自分を見せ合えるなら、それでいい。

※食卓※

11月13日 夕食

カレーライス・柿と春菊とチーズのサラダ・豆とキャベツのサラダ

柿と春菊とチーズのサラダは、レモンと塩胡椒とオリーブオイルで和えると、すごく美味しい。二人ともカレーライスが好きだ。

11月14日 朝食

ねぎチーズトースト・サラダ・カレースープ

寒い一日。温かな朝食を頂き、目覚める。シンプルでオーソドックスなメニュー。ねぎチーズトーストのレシピを時々聞かれるのですが、刻みネギにチーズをかけて、オリーブオイルとお好みで粗挽き胡椒をかけると美味しいです。

11月14日 夕食

リメイク焼きカレー・お好み焼き

海老・海老天・豚玉・ウィンナー・キャベツ・ネギを入れて、残り物を上手に活用して料理しました。お好み焼きもふっくら焼けて、美味しかった。妻に、関西人はお好み焼きとご飯を食べるんだねと不思議そうに言われた。確かに・・・そうですね。

11月15日 夕食

アジフライ

ドラッグストアコスモスで販売している冷凍食品のアジフライは、油でそのまま揚げたらいい便利物で、肉厚がしっかりあって、4枚入って安価なので、重宝している。両親にも教えて、喜ばれた。自分でさばいて作るとなるととても大変だが、こういうものは上手に冷凍食品を利用したら便利だ。

11月16日 夕食

しめじとベーコンの炊き込みご飯・ハンバーグステーキ・サラダ

しめじとベーコンの炊き込みご飯が、とても美味しかった。最後にねぎを散らして、バターを少し落としてなじませると、最高だった。ハンバーグもふっくら焼き上がり、美味しかった。

11月18日 朝食

コーンスープ・トースト・サラダ

クルトンを電子レンジで作って、コーンスープを煮て、普段の朝食を豊かにした。クルトンは少し焦げたが、美味しく仕上がり、一品加えたことで、豪華になった。

11月18日 おやつ

芋栗南京

お芋とかぼちゃと栗を、土鍋で煮た。普段から家事をたくさんして、私を支えてくれる優しい妻への感謝の気持ちも込めて、美味しく炊き上げた。この三種類の組み合わせはやっぱり美味しい。

11月18日 夕食

芋炊き

友人たちの小説や詩の朗読をするルームを聴きながら、妻と二人で芋炊きをつついた。哲学的な話や宇宙の話、くだらない話などで盛り上がりながら、時折静かになって、宮沢賢治の朗読を聴く。とても楽しく、素敵な時間。

11月19日 夕食

すきやき

母から南部鉄瓶の鍋を頂いたので、手入れして早速すきやきを作った。材料は高級品ではなくて、身近な食材ばかり使って調理しましたが、とても美味しくできて、妻からも喜ばれました。

※詩や小説や曲の感想※

『ジュ・トゥ・ヴ /  戸田 有里子』

ことりの鳴き声が爽やかで、癒されます。定番のクラッシックも目先を変えれば、面白みも倍増ですね。やっぱり朝方に聴くのが、いいなと思わせる一曲です。

※編集後記※

今週は本当にたくさんいろいろなことがあり、考えさせられて、行動しての一週間だった。一つひとつの出来事や行動に深い意味のある心地がした。今あるものを大切に、昨日、今日、明日と一日いちにちが連綿と続いていく。その中の私は、支えられて、支えて、主役であり、脇役であり、星であり、宇宙である。

無料で「妻恋う鹿は笛に寄る-太田初夏レター」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら

Loading...
誰でも
太田初夏通信ーvol.160
誰でも
太田初夏通信ーvol.159
誰でも
太田初夏通信ーvol.158
誰でも
太田初夏通信ーvol.157
誰でも
太田初夏通信ーvol.156
誰でも
太田初夏通信ーvol.155
誰でも
太田初夏通信ーvol.154
誰でも
太田初夏通信ーvol.153