太田初夏通信ーvol.21

社会に出てのスタートが3周遅れぐらいで出遅れているが、闘病生活で得た経験は、人生を知る上で深い経験だったと思っている。人の寂しさや悲しみに寄り添い、悔しさや苦悩を理解するうえで、逃げずに向き合ってきたからこそ、知っている何かがあると信じている。
太田初夏 2023.06.18
誰でも

6月16日(金)

私の勤めている会社では、サンクスカードの取り組みをしている。名刺サイズのカードに、色とりどりのデザインを散りばめられたサンクスカードに、感謝の思いをしたためて、ボックスに入れておくと、環境整備委員の方が定期的に届けてくれる。昨年7月から今年の6月の上期・下期を通して、サンクスカードを一番書いたのは私だったそうで、磨きタイムの時間に紹介してくれた。自分の思いをサンクスカードに載せて感謝の気持ちを伝えていくと、仕事も円滑に進むし、活用してきて本当に良かったなと思う。

6月17日(土)

勤めている会社の事業発展計画発表会があり、社員一堂に会して、一年間の方針を学んだ。私にできることは何かなと考えた時に、やはり学びが必要であり、インプットとアウトプット両方しながら、日々頑張ろう。私自身、永年勤続表彰10年の表彰を受け、それは勤めている会社の社風と、周りの皆様方のお陰なので、感謝の気持ちでいっぱいである。この先10年、急がず慌てずじっくりと向き合いつつ、貢献したい。早速、今日から学びの時間をしっかりと設けて、取り組みたい。

6月18日(日)

私たちは結婚してから、まだ新婚旅行に行けてなかったので、新婚旅行に行こうと思っている。大学時代、私が学んだ場所である九州、妻の母の故郷である九州を旅したいと話し合っている。妻はまだ九州に行ったことないそうで、二人で計画を練りつつ、楽しみにしている。太宰府天満宮と阿蘇には行きたいねと話している。あとは会社に迷惑をかけない日程を決めつつ、阿蘇では満天の星空を見たいねと話し合っているので、天候の安定している時期を選びたい。

※作品(詩・散文)※

『続けていること』

妻が実家のある静岡から帰ってきた。実家に帰っても所用でばたばたしているし、長旅の疲れもあるので、駅で出迎えるときには、いつも花を用意して、駅で待っている。最初の頃は列車待ちしている高校生たちに、「ちんちくりんのおっさんが、花持って立っている。ださー」なんて、大声でからかわれていたものだが、1年間続けてきて、最近では花持って駅で待っていても、何にも言われなくなった。花にまつわる仕事も経験してきた妻だから、持ち帰った花はいつもきれいに飾ってくれる。

『夢』

光の届かない海底に棲む深海魚は

青い空の夢を見ているに違いない

チョモランマの麓に咲く花は

深海の夢を見ているに違いない

国を作り、戦いをくりひろげてきた人間は

いつも平和を夢見ているのだから  

※食卓※

6月16日 朝食

ねぎチーズトースト・蒸し野菜・トマト・ウィンナー

ねぎとチーズの相性が良くて美味しいので、我が家ではよくメニューとして出す。スライスしたねぎにチーズをかけてトーストするだけなのだが、彩りも良く、香ばしくていい。100円ショップで買った蒸し野菜を作る器具で、電子レンジでチンする。手軽にできるので重宝している。

6月16日 夕食

かきあげうどん・鶏モモ肉とじゃがいものオーブン焼き・ベビーリーフサラダ

静岡から戻ってきた妻と、久しぶりに二人での食卓。妻に美味しいものを食べさせたい!と思う気持ちが強いからこそ、作れるのだろうなと思う。自分一人だとどうしても手抜き料理になってしまう。電車に揺られての長旅・・・疲れているだろうからメニューをうどんにした。

6月17日 朝食

サンドイッチ

土曜日の朝は、少し手の込んだ朝食をと考えているので、家にある食材を使って、サンドイッチを作った。たまごサンド・パストラミきゅうりサンド・トマトチーズ海苔サンドの3種類。オーソドックスなサンドイッチで、とても美味しく頂いた。妻からも好評だった。

6月17日 おやつ

久しぶりに妻が抹茶を点ててくれた。静岡の義母さんが持たせてくれた富士山暦もなかと一緒に頂くと、ホッとひと息つけて、とても幸せな気持ちに。鳥の鳴き声しか聞こえない静かな日曜日の午後で、癒された。

※詩や小説や曲の感想※

『青春病 /  藤井風』

青春・・・とは若い時代。人生の春にたとえられる時期。希望をもち、理想にあこがれ、異性を求めはじめる時期。とある。私自身の青春時代は、闘病生活していた。挫折して、苦しい日々の中でもがいていた。歌の中に、「青春はどどめ色」というフレーズがあるが、どどめとは桑の実のことで、熟れてくると、紫色に色づいて、甘酸っぱい味のする美味しい果実。青春の時期を、うまく例えていて、好きなフレーズ。見た目はこれ大丈夫なのかなという毒々しい色しているが、甘酸っぱく、素晴らしい味わい。

若さゆえの全能感がもたらす無能感とのギャップ。世の中を知らないまま大人になって、打ちのめされる日々。しかし、美しいばかりではない、バランスを欠いた時期に、多感で淋しさの中につながりを、つながりの中に息苦しさを覚えて、酸欠状態。藤井風の歌う通り、青春にはサヨナラしなければならないのかもしれない。サヨナラした後に、きっときっと自分らしい選択をできるようになり、生き難さから抜け出せるのかもしれない。

メロディとアレンジがとても好き。藤井風カラー。

※編集後記※

一つの大きな節目であり、ターニングポイントでもある。自分の弱みと強みを精査する。強みを磨くことで、弱みを魅力に変えていく。自分の役割に必要な知識や技術を身につける。一日いちにちを楽しみながら過ごす。そんな日々にしたい。

無料で「妻恋う鹿は笛に寄る-太田初夏レター」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら

誰でも
太田初夏通信ーvol.155
誰でも
太田初夏通信ーvol.154
誰でも
太田初夏通信ーvol.153
誰でも
太田初夏通信ーvol.152
誰でも
太田初夏通信ーvol.151
誰でも
太田初夏通信ーvol.150
誰でも
太田初夏通信ーvol.149
誰でも
太田初夏通信ーvol.148