太田初夏通信ーvol.149
苦難を乗り越えながら笑顔で過ごすギフトのような暮らしで感じた未来へのレター
※日記※
3月31日(月)

春は夜明け前が好きだ。この世の美しさの全ての原点はここにあると言い切りたい。夢を見ているような心地で見つめている。朝一番のしんと冷えた静けさ。坂道を登ると見える朝陽。生き物達の飛翔と歌声。ぬかるんだ土から芽を出す植物達。ここが辺境の地であっても、私の心の中心にあって、溶け出して、混ざり合って、世界を形作っている。
4月1日(火)

大人になると素敵なことがたくさんあるに違いないと思っていた。しかし、それは簡単なことではなくて、たくさん失い、傷だらけになり、ボロボロになって、初めて見つけられることを知った。
格好いい大人に、格好いい男になりたかった。現実は遠く離れた、格好悪い大人であり、男になっていた。それは悪い魔女に魔法をかけられて姿を変えられてしまった醜く、愚かな姿だった。
それでも私は諦めず生きてきた。もう駄目かな?辞めちゃおうかな。降りようかなと何度も思ったが、こうやって醜く愚かでも良くなってきた。そういう自分を認めた中に、大人の格好良さがあり、going my wayであり続けたいと感じるようになっていた。
これからはどんどん年老いて、自由に身を動かせなくなってくる。痛みとの、病との、老いとの闘い。それでも人を愛し、屈託のない笑顔でいられる人でありたい。
4月2日(水)

今日は父の誕生日でした。三交代制勤務の父でしたが、時間の合う時を見つけて、よく遊んでくれました。私は剣道を習っていましたが、野球が好きで、父とよくキャッチボールをしました。眠たい時もあったり、体調が優れない時もあったかもしれませんが、父とするキャッチボールはとても楽しく、幸せな時間でした。よく働き、畑仕事をして、勉強を教えてくれました。器用でなんでもできる父です。今でも尊敬の念と感謝の気持ちを抱いています。
私が発病してからの道程は厳しいものでしたが、父はある意味、しっかりとした父性の力で壁になって、私が大きく逸れそうになるところを何度も防いでくれたように思います。
そして、器用であったと同時に、不器用なところもたくさんある人で、そんな父がとても大好きです。私も50歳になり、あの当時の父の年齢を超えてみて、相変わらず父を超えられない部分も確かにあるし、もうすっかり超えて大らかな人間になれた部分もある。父の持つ遺伝子を受け継いで、ここにあれることを幸せに思う。
本当にありがとうございます。
4月3日(木)

苦楽を共にできる幸せ人の幸せを自分のことのように喜び、人として尊敬して、パーソナリティーを深く受け止めつつ愛せるなら、こんな幸せなことはないですね相手がどう思うかは関係なくて、自己完結で自分が良かったと思えることがやっぱり大事だなと感じる
4月4日(金)

特に何か秀でたものがある訳ではない。主役ではない。脇役である。ならば世の中の隙間を埋めていくようなことをしていけばいい。欠けているもの、足りてないところ、満たされてないところ、世の中にはいっぱいある。そういうものを見つけていく努力をして、自分の役割を当てはめて、責任をもっていい方向へと導いていけばいい。自分の能力や体力を見極めて、できることをやっていけばいい。できないことは人に任せていけばいい。日の当たるところでなくてもいい。脚光を浴びなくてもいい。人が嫌がること、面倒なことにやり甲斐を見つけて、そこで生きていけばいい。そういう喜びもまたあるような気がする。そういう役割もまた必要なのだ。
4月5日(土)

捨てる神あれば拾う神あり、ということわざが好きだ。それは僕のこれまでの人生経験から、やっぱりこのことわざはよく合っているなと思う。どんなに苦しい状況に陥ったとしても、なんとかなるものだという楽観的な気持ちが自分にはある。他力本願的な要素はあるけれどね。僕はどうしようもなく駄目な人間であるが、辛抱強いところある。どーんと大きな縦揺れには弱いけれど、じわじわと真綿でしめるような苦しみには強かったりする。それはどこかで僕は楽観的に現実を見ているからだろう。
死神や貧乏神や鬼や悪魔などいろいろなものと対峙してきて、ざっくりと大きな傷をつけられて慌てていても、傷の手当をすれば辛抱強く戦うことのできる人間。そうすれば、死神すらも退散する。まだ貧乏神は去らないけれどね。鬼は仲間にした。悪魔には魂を売って密約を交わしている。一番理解できないのはやっぱり神様だな。神様が一番気紛れで信用ならない。ギリシア神話に登場する神々もやっぱりそうであるように、一番厄介だ。恐ろしい。だから恐れを抱いて思わず祈ってしまう。
4月6日(日)

夕暮れ、西に傾いた太陽が沈むにつれて、薄暗くなる部屋で、妻と二人過ごす。なんでもない幸せに包まれて、安らぎを覚える。
キッチンに立ち、ロコモコの準備しながら、妻の様子を眺めている。限られた時間の中で、語り合い、夢を見て、寄せ合って眠る営みを愛している。
※質問→回答集※
いろいろな方からやってくる質問に対する回答をまとめてみました。
<ことわざの一部を「俺」にして面白くしてください>
塵が積もれば「俺」となる
<1mmも疑ったりしたことなかった彼に浮気されていました。そんな彼にひと言!笑>
疑うことなく信じてきた私のことを二度と思い出せないように黒いチューリップを贈ります。
サヨナラ
何度生まれ変わっても、あなたとすれ違う事すらないでしょう

※作品(詩・散文)※

『純度の高い結晶』
虚しさや悲しみを毒として含有した
喜びが一番純度の高い結晶
薄く剝がれることなく
月に照らされて鈍く光る
森の片隅で
街角の交差点で
SNSの一角で
誰の目に留まらなくても輝いている
※食事※

4月1日 朝食
蜂蜜チーズトースト・目玉焼き・サラダ
おはようございます
雨の火曜日
素敵な一日になりますように
オーソドックスな朝食
アレクサで義母と話ながら
ゆっくり頂きました
笑顔で仕事頑張ります
行ってきます
皆様が優しさに包まれた日になりますように

4月2日 朝食
おにぎり・かに玉・サラダ・豆腐の味噌汁
おはようございます
朝にご飯を炊いて、おにぎりにしました
素晴らしい朝の始まり
今日も一日頑張ります

4月3日 夕食
雑炊(妻の手作り)・サラダ・お惣菜の揚げ物
山下達郎の番組を聴きながら
ゆっくりつつく
今日はお惣菜の串揚げを買ってきて
簡単に頂きました
毎日幸せな日々
優しさに包まれた日が過ぎていく

4月4日 夕食
マグロ赤身の漬け丼・しじみ汁・冷奴・サラダ・揚げ物
ハナキン
一週間お疲れ様でした
妻の大好物のマグロの漬け丼と
しじみ汁のメニュー
妻の友人が個展開催するので電報送ったり
ベランダで飲み物飲みながら風に当たったり
ゆらゆら気持ち良く過ごしました
ハードな一週間でしたが、やり切った達成感あり
幸せな週末を迎えることできそうです

4月5日 朝食
サンドイッチ・フルーツヨーグルト
おはようございます
サタデーモーニング
石釜山型トーストを使って
サンドイッチ作りました
ハムと玉子とレタスとクリームチーズ
シンプルなサンドイッチ
二人で世の中のことを
熱く語り合いながら楽しく頂きました
皆様にとって素敵な週末になりますように
優しさに包まれた日になりますように💐

4月5日 夕食
妻にも、義理の両親にも、
両親にも気に入ってもらえている
私のカレーライス
アレンジを研究しながら
これからもカレーなる生活を楽しむ♪

4月6日 朝食
焼きカレー・サラダ・ヨーグルト
おはようございます
久しぶりにぐっすり眠れました
気持ちいい日曜日の朝
妻に目覚めのマッサージして
朝食の準備
今朝は昨夜のカレーのリメイク
焼きカレーを楽しんでます
うららかな一日の始まり
素敵な一日になりそうです♪

4月6日 昼食
フォー
日曜日のお昼はフォーを頂きました。夫婦二人とも大好きな麺で、胃にも優しく、味わい深い。調理も簡単だし、気に入っています。トッピングは何でもあって、鶏肉とチャービルを入れて食べるのが好きで、定番にしています。

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※編集後記※
今年の桜の花は、長く美しい状態で楽しめました。花開いて風雨強しということわざがありますが、桜の花が咲くころには強い風が吹いて、すぐに散ってしまいます。人生もまた同じだと感じるのは私の人生観ですが、いい時期は本当に短いし、だからこそひと時を大切に味わいながら過ごしたいと思っております

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