太田初夏通信ーvol.84

太田初夏の日常を覗き見る!
苦難を乗り越えながら笑顔で過ごすギフトのような暮らしで感じた未来へのレター。
太田初夏 2024.05.15
誰でも

※日記※

5月13日(月)

西に陽が沈んで、闇が迫りつつある頃に、ほう、ほう、ほう、ほうと姿は見えないが、少し珍しい鳥の鳴き声が聞こえていた。妻と耳を澄ませて聴いて、「ふくろう?」「なんだろうね」と話しながら、ネットで泣き声を調べてみると、どうやらアオバズクというミミズクの一種であるようだった。暮れていく闇の中で、ほう、ほう、ほう、ほうと鳴き続ける。「いつかそっと姿見たいね」なんて話しながら、鳴き声を聴きました。

5月14日(火)

会社で、会社での働き方や過ごし方の満足度の指標を出す取り組みをしていて、昨年、体調が思わしくない時に、80前後だった。低くはない方だとは思うのですが、1つひとつ、働き方の改善につなげていこうと思い、欠けているところを埋めつつ、補いつつ、改善しつつ働いてきた。それが一年半ぐらいの間で、初めて100に届き、我ながらとても嬉しい気持ちになった。それが日々の働きへの充実度や満足度に反映されてきたし、自宅での生活まで充実出来てきた。意識的に改善していくことで、無意識下での感じ方が違ってくる気持ちがした。私の働きや充実度が継続出来て、周りの人たちへと何らか間接的に波及できるといいなと思う。

5月15日(水)

よく文系ですか?と聞かれるが、理系の人間で国語のテストはからっきし駄目だった。色々な読み方ができる物語に、一つの回答を当てはめることが苦手だった。昔から本を読むことが好きだったが、幼い頃は生き物や植物などの図鑑を飽きることなく見ていたし、科学系の雑誌がとても好きだった。詩を詠んだり物語を書くようになったは、病気になって十年ほど経ってからで、それまで心に溜め込んでいたものがわーっと出てきて、今に至っている。

質問→回答集※

いろいろな方からやってくる質問に対する回答をまとめてみました。

<今までの人生で教訓になったことは?>

難しいことから逃げていても、必要だから目の前にやってくるのであって、必ず目の前にやってくるので、時間がかかったり、苦しくても、逃げずに真正面から向き合った方がいい。

<至福やって思う瞬間はどんなとき?>

至福やって思う瞬間は、何かお言葉を頂いた時。良いことでもそうではないことでも、その方が発したことを嬉しく想い、それは決して当たり前ではなくて、私の為にしてくださったことだったり、信頼して話してくれたことなんだなと噛みしめて感じます。

<今の気持ちを色で表すと何色ですか?>

今の気持ちは、シルバーです。銀色。鈍く光る存在でありたい。

<ポジティブな方の思想が知りたい>

「どんな世の中になっても自分さえしっかりしていれば渡っていける」「捨てる神あれば拾う神あり」「花開いて風雨強し」の3つを感じながら、肝に銘じながらやっています。

作品(詩・散文)※

『月が美しいね』

月が美しいね

優しさに包まれた日になりましたように

闇に包まれて心を解放する

喜びを感じられる日になりましたように

明日は明日の空になる

明日は明日の私になる

『しりとり』

眠れない妻と、しりとりをしていましたが、寝息を立て始めました。イカの燻製→イリオモテヤマネコで、完落ちで熟睡です。

私も寝ます

おやすみなさい

※食卓※

5月12日 夕食

ステーキ・しそとトマトのチーズ焼き・ピーマン・ポテトベーコンチーズ焼き

両親に美味しいステーキ肉を頂き、キレイに焼いて、バターと醤油をソースにした。とても美味しくて、幸せを噛みしめながら頂いた。ポテトベーコン焼きは、ネットレシピを参考に作ってみました。作り方の改善を見つけたので、次回作る時には気をつけてみたい。私は本当に幸せ者だ。

5月13日 朝食

フォー

困った時のフォーです。お休み後で、目覚め悪い朝にはぴったりです。鶏むね肉、しいたけ、チャービルをトッピングするのが我が家流。彩りも良くて、とても美味しい。フォーとは、ベトナム料理で用いられる平たいライスヌードル。近所のスーパーで手に入るようになって、妻も私も大好きなので、よく食べるようになった。

5月13日 夕食

ハヤシライス・サラダ・枝豆

今まで作ったハヤシライスの中で、ダントツ一位に輝く美味しさで作ることができた。水加減や濃度の的確さや、とろみがいい感じに出せた。新玉ねぎのお陰もあるだろう。新玉ねぎは存在自体がご馳走だ。

5月14日 夕食

オニオンリング・海老フライ・フライドポテト・サラダ

オニオンリングの美味しい揚げ方のネット動画を見つけて、オニオンリングを好きではなかったのですが、どれだけ美味しいのだろうという興味本位で、作ってみた。妻からも最初、『えっ~』という感じでしたが、独断と偏見で作ってみました。なんと、めっちゃ美味しくて、夫婦二人で、たまねぎ1玉のオニオンリングをたいらげてしまいました。揚げ立ちはなお美味しくて、お酒の飲めない私でも、こりゃたまらんという感じでした。また、作ってみようと思います。めっちゃ簡単でした。

過去の詩

『甘い匂いの初夏の花』 

壊れていく 未明の空

眠れなくて明ける夜を待っていた

秒針の進む音

失って、失って、失って、失って

洗面器に張られた矛盾で顔を洗う朝

それでも太陽はのぼってきた

うつむいたままの思想

輪郭のはっきりしないものの中に宝物が眠っているとしたら

希望を持っていいのかもね

淋しさは恋人

いつもそばにいてくれる裏切らない恋人

揺れる 揺れる 揺れる 揺れる

甘い匂いの初夏の花  

2010. 5.19(誕生日に詠んだ詩)

 『細い雨の降る午後』

濡れながら川土手を歩く

目をつぶったまま、勇気を出して一歩また一歩と歩く

刈られた夏草の青い香り

這い出た虫をついばむ鳥たちの足音

雨音に包まれて

芽を出したばかりの希望から双葉が開いた

そっと目を開けるとまぶしい光の中に

自分が存在していることに気づいた

これから咲こうとしている紫陽花

水たまりに青い空が映って白い雲が流れていく

なぜ涙には色がついていないの?

赤い雨靴をはいた子が尋ねた

涙は心の中に降る雨だからだよ

だから、たまには泣かなきゃならないんだ

転ばぬ先の杖を買うよりも

補助輪を失くして転びながら練習した自転車を走らせたい

私は誰にも卑下する必要はない

細い雨の降る午後

裏道や細道を回り道して歩いてきた

それで良かったし、これからも変わらない

(2010.5.20の作品を現在の気持ちで詠み直す)

※編集後記※

今週は自分の誕生日週間で、いろいろな方からのメッセージが届いていて、わくわくした気持ちで過ごしている。あの時死んでいたら経験できなかった一日でもあり、あきらめずに頑張ってきたご褒美習慣でもあるよね。眠れなかった若き日には考えられなかったけれど、現在は眠たくて眠たくて仕方がない。うつらうつらの夢心地の毎日。

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