太田初夏通信ーvol.86
苦難を乗り越えながら笑顔で過ごすギフトのような暮らしで感じた未来へのレター。
私の誕生日にプレゼントしたバラの花が我が家に届いた。
※日記※
5月20日(月)

文章を書くようになって、少しずつすこしずつ病状も収まっていった。傷ついたことも、淋しかったことも、心に湧き上がってきた妄想も、全て材料になった。色のないものに色をつけて行く。むき出しの感情をそのまま描かずに、詩や散文に昇華する。美しい情景を言葉に置き換えて、醜い心の内を情景に置き換えていく。その作業に夢中になるうちに心も整理されて、落ち着いてくる。あとで読み返してみても、心がすっとすることが多い。誰かに何かを感じてもらうというよりは、自分が死なずに生きていくために書いてきた文章。宝石やダイヤモンドのように高価な装飾品ではないけれど、ビー玉のようなキラキラ感はあるような気がする。自己満足で、自分を満たし明日をよりよく生きることができる。
5月21日(火)

暑かったり寒かったりする影響で、仕事から帰ってくると妻が調子を崩していた。家の用事を済ませた帰り道にミニストップでソフトクリームを買った。玄関の扉を開けて、ソフトクリームの包み紙を見て、破顔一笑、妻の顔がほころぶ。私もホッと一息つく。幸せのひと時。
5月22日(水)

私の誕生日に、妻への感謝の気持ちを込めて、バラの花束を買っておいた。それが今日届いた。妻のイメージに合わせて見繕った薔薇。やはり美しくて、可愛い。普段から花好きの妻にとっても特別だったようで、すごく喜んでくれた。コロンビアローズと言って、しっかりとした茎で、オールドタイプの姿のしっかりとした生花だ。
※質問→回答集※
いろいろな方からやってくる質問に対する回答をまとめてみました。
<珈琲は好きですか?>
珈琲が大好きです。”昔アラブの偉いお坊さんが恋を忘れた あわれな男にしびれるような 香りいっぱいのこはく色した 飲み物を教えてあげました”という恋を忘れたあわれな男は私ですから。大人になってから、岡山県倉敷市のコーヒーショップの炭焼き珈琲ではたと目覚めて以来、いつもそばで私を癒してくれています。
<楽しいと感じることは何ですか>
よく眠れて頭がさえている時には、割となんでも楽しいし、楽しめる。特定の何かが楽しいと言うよりは、健康状況によって、楽しめるか楽しめないかなのかなと自分では思っています。あえて言いますと、休日で家でダラダラ過ごしたり、思索を練ることはとても楽しいです。
<好きな相手は一人じゃないとダメですか?>
好きな相手は一人ではダメな人、少なからずいますね。男性なら本能的なこともあるし、致し方ないのかな?それなら一人ではなくて、みんな好きになればいいのではないでしょうか?oneかall、二人、三人にはしない。それで解決しそうです。でも、私は一人を愛することが一番幸せにつながるのではないかと思いますよ。
<うまく行かないことが続いて嫌になってきたときどうしていますか>
まずは、よく眠り心身を整えることでマイナス思考がプラス思考に転じて、思考がクリアになり、うまくいかないことも前へと進められるかと思います。日々の中にはいろいろなヒントはたくさん転がっているので、ふとした気づきで何か引き寄せてきやすくなるかなと思います。まずはそうしています。
※作品(詩・散文)※

『寂しげで頼りなげな私の仲間たち』
お肌が敏感な超合金
居留守を使う番犬
貧乏神に後ろ髪を引かれた女神様
路地裏で単品で売られている夫婦茶碗
アライグマに洗われるリラックマ
ビニールハウスマヌカン
扇風機の前に巣を張る蜘蛛

『理由のない愛』
カレンダーにない日に 時計にない時刻に
地図にない場所で 名前のない二人は
理由のない愛で 満たされあった
※食卓※

5月20日 夕食
ラディッシュとにんにくの和風パスタ
新鮮で安価なラディッシュをスーパーの店頭で見つけたので、パスタに入れてみた。ラディッシュを炒めると、しゃりしゃりとした食感で、ソースもよく吸って美味しく絡むので、とても美味しかった。葉も有効に炒めて入れることができるし、捨てるところがないのがいい。

5月21日 朝食
フォー・ミックスサンド
ここのところフォーは我が家の食卓の定番化しつつある。気軽に扱える麺だと思うし、とても美味しい。ミックスサンドは(焼き豚・卵・キャベツ)をサンドして頂いた。

5月22日 朝食
オープンハムチーズトースト・サラダ・目玉焼き他
私たちの一番オーソドックスな朝食スタイル。妻の実家の朝食がこんな感じで、それを少しパワーアップして我が家のスタイルとして取り入れている。目覚め気持ちよく仕事行ける日はとても幸せで、良い睡眠、良い朝食が導いてくれる。

5月22日 夕食
天津丼・麻婆豆腐
かに玉と麻婆豆腐にしようと思っていたが、天津丼に変更した。天津丼のあんが少し薄めになって、ご飯の下に潜ってしまった。しっかり具を足して、美味しく頂けたのは良かった。麻婆豆腐は土鍋で炊き、いつまでも熱々で、汗をかきながら食べて美味しかった。
過去の日記
ずっと日記を書いてきた。ここでは年代別の印象的な日記を張り付けていきたい。自分が誕生日にどう考えていたのか、自分の歴史を知る上でいいかなと思う。今回は2005.5.19から2012.5.19までの間が抜けてはいますが、8年間の歴史です。
第一部(2005-2012):メルマガvol.85
第二部(2013-2020) :メルマガvol.86
第三部(2021-2024):メルマガvol.87を予定しています

(第二部)
2013.5.19
四十一歳の誕生日を迎えた。誕生日は何歳になっても素直に祝おうと思っている。あの時死んでいたら、今はもうこの世にいなくて本来なら過ごせなかった日々を過ごしている。いいこともあれば、そうではないこともあるけれど一日一日が貴重で、自分には勿体ないような毎日を生かしてもらっている。自分の役割を果たし、責任を果たし晴れ時々曇り、ところによってにわか雨的な人生を過ごそうと思っている。自分で言わなきゃ誰も言ってくれない。。だから、あえて言おう。素晴らしい人生を歩んでいる!
2015.5.19
松山市勝山町で路面電車を降りて数分歩いたところにあるギャラリーキャメルKさんで開催されている『そよかぜ三人展』を見てきました。松山市を活動の拠点として、全国的に活躍されているアーティスト眞鍋博文さん、馬越伝心さん、苔久さんによるアート展。
ギャラリーキャメルKさんは、2階建ての居心地の良いギャラリーで、眞鍋さんの風景画、馬越さんの石仏、苔久さんの苔玉が織りなす作品は、自然と優しい気持ちになれる癒しの空間を作っています。心の原風景に吹いている爽やかな風を思わせます。
忙しい生活に慣れてしまった現代人が忘れてしまいがちな大切なものがそこにはあります。一つひとつの作品に魂を込めて、素材から発想を得て、できるだけ素材の形や質感を生かしています。それは私たちが住んでいる四国の人々が大切にしてきた“祈り”そのものだなと感じます。
2018.5.19
雨の土曜日。静かな夜明け前。5月19日は誕生日です。特別に何か変わる訳ではないが、やはり節目の日です。日々の生活や仕事の中で、幸せを感じつつ、喜びや楽しみを見つけて、満ち足りた日々。もちろん苦しいことや辛いことはない訳ではないけれど、それをバネにして、逞しく生きよう。祖母の年齢に到達するまでには、まだ折り返し地点にも到達できてない。まだまだまだまだ・・・。何歳になってもしっかり地に足をつけて、挑戦していきたい。頑張ります!
2019.5.19
5月19日。本日は私の誕生日。よい晴天に恵まれて、気持ちいい一日。朝からお祝いのメッセージをいただき、喜びに包まれている。淡々とやるべきことをやり遂げられる、そして、続けていることを改革しながら継続できる、そんな人になりたい。何か取り柄を持っている訳でもない。才能もないけれど、千里の道を一歩ずつ歩ける能力はある。器も小さいけれど、小さな器をたくさん持っていて、やりくりしながらやっていける。ストレスに弱いし、健康にも恵まれないけれど、長いスパンかければ乗り越えられるし、しぶとさあるねと言われるような存在でありたい。これから残された時間、大地に根を張って、風に揺られて咲いている雑草の花のように、逞しく存在できたらいいな。この季節に生まれたこと、そして、周りの人に恵まれていることに感謝の日々。
2020.5.19
5月19日は誕生日です。笑顔で今日を迎えました。こういうご時世ですが、細やかにお祝いするつもりです。私の好きなように生きさせてくださっている周りの方々に感謝です。今勉強しているキャリアコンサルタントの資格を取って、仕事に活かしたい。そんな目標を持って、仕事にも勉強にも励みたい。皆様、これからもよろしくお願い致します!
※編集後記※
今後の介護を含めた生き方について自宅で真剣に妻と向き合い、仕事場でも真剣勝負、誠心誠意向き合う日々、充実はしているが精神面でいろいろな考え方や向き合う姿勢を問われる一日だった。刺激的な言葉をちらつかせられながら、ひりひりする場面もある中、やはりかなり疲れたので、横になったりとかぼんやりする時間、整理する時間が必要だ。メルマガはある意味、自分と向き合う時間になっている。

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