太田初夏通信ーvol.85

太田初夏の日常を覗き見る!
苦難を乗り越えながら笑顔で過ごすギフトのような暮らしで感じた未来へのレター。
誕生日週間を、ドタバタしながら愉快に乗り切っています
太田初夏 2024.05.19
誰でも

※日記※

5月16日(木)

近所の用水路で、美しい羽根のトンボを見つけた。そっと近づいても、私の周りをぐるぐると回るだけで逃げもしない人懐こいトンボでした。家に帰って調べると、二ホンカワトンボというらしく雄だった。愛媛県の平野部ではほとんど見かけなくなった希少種らしい。何かの加減で迷い込んできたのか、それとも定着できているのか。不思議な感じがした。

5月17日(金)

二人とも焼き鳥が好きだ。近所の焼き鳥屋さんに行った。小さなお店だけど、すごく活気があって、楽しい雰囲気にさせてくれる場所だった。妻と二人でお店に入って、心豊かな気持ちに。焼き鳥はたれと塩とあり、大将が明るく素敵な方で、元気を分けてもらえた。また行きたい。

5月18日(土)

3時間以上の長丁場。携帯電話の乗り換えの予想外の難航に、携帯ショップのお兄さんと共に、三人頑張りましたね。翌日まで差し掛かる大変さであり、世の中のすべての事象が、簡単になっていけばいいと思うものの、難しく大変な時代に差し掛かっているのだなと改めて、自分たちの立ち位置を省みずにはいられませんでした。現代の道具や思想について行きつつ、古きよきものを大切にできる、広く網羅できる人でありたいなと感じました。

5月19日(日)

お誕生日を迎えました。私は本当に幸せ者です。妻との出会いで、私は大きく成長して、日々を楽しく愉快に過ごせています。いつも半歩先を行く妻の才能や知性を理解して伸ばしていきたいし、私も置いてかれないようにしたい。撮り貯めた写真、作成している作品がこれからいろいろな方々の目に留まり、何かを感じてもらえますように。そう願ってやまないし、一番近くで応援して、力になっていきたい。ありがとうございます!!

質問→回答集※

いろいろな方からやってくる質問に対する回答をまとめてみました。

<自分の感情をコントロールができない時はどうしていますか?>

その場から離れて、一人になることで冷静さを取り戻しています。少し時間があると落ち着き、客観視できるような気がしています。

<自分の取扱説明書を教えてください>

小さなことに傷ついたり、イライラしてきたら疲れている証拠なので、じっくりと眠って身体を休めることを優先する。傷つきやイライラは、自分の疲れのバロメーターになっています。逆に、少々のことを拾い上げない時は、平常時なのでマイペースにやっていける。

<仕事のモチベーションは何ですか?>

考えてみても、特に何らかモチベーションを持ってやっているわけではない気がします。自分の役割を果たしつつ、それがどんな風に周りに影響し、役立つかを考えながら仕事していると、自然と早く丁寧に仕上げることができて、精神衛生上いい回り方をしている気がしています。

作品(詩・散文)※

『2024年5月19日の日記』

今年の誕生日は日曜日という事もあって、金曜日に退社する際にはバースデーメッセージが5通と控えめでしたので、少し寂しさを覚えていました。杞憂に終わるとどこかでは思っているものの、ざわざわとする気持ちを抱えたまま、帰宅しました。日曜日になり、早朝目覚めて椅子に座ると、妻からのメッセージカードが。次はテーブルクロスの下、次は玄関と、妻のサプライズがさく裂して、わたしは笑顔になりました。妻に返事のお便りを書いて、朝食を作って待っていますと、親交のある方やお世話になっている先輩、ネットの仲間たちから、たくさんのお便りをいただき、嬉しさ全開で午前中を過ごしました。ここのところずっと不義理を重ねつつありましたので、申し訳ない気持ちもあったり、年数回の音沙汰を受けて近況を聴けたり、嬉し涙をこぼしました。たくさんの方々に支えられて今の自分があり、私は自分からは人との付き合いを切らずに、細く長く丁寧にお付き合いして来れて良かったなと改めて感じました。私が今できることは、自分が経験した糧を経て、それを周りの方にギフトとして授けること。受け取る、受け取らないは相手の選択肢だから、私は進化を続けながら、継続していくこと。変わらないスタンスで向き合い続けることだと思っている。それを許してくれているのは妻であり、私を信頼しつつ、丁寧に向き合ってくれるからこそ可能である。妻の日ごろからの支えや言葉に感謝をしている。そして、これまで様々なことがあっても決して手放さずに見守ってくれた両親に感謝。亡くなってからもそっと見守ってくれているだろう祖母にも感謝。祖母の生き様が私の背筋をピンと伸ばしてくれている。

『夢見心地』

夢見心地の毎日

夢から醒めてもまた夢で

夢から覚めてもまた夢で

醒めても覚めても冷めても褪めても

また夢の中

※食卓※

5月16日 朝食

ホットサンド(ホウレンソウチーズトマト・ハムたまご)

このホットサンドをSNSに掲載すると、いいね数がバズっていました。特に男性陣からの評価は上々でした。SNSを問わず、良い評価を得ましたので、世の中の方はこういうガッツリ系で、チーズの流れる奥に野菜がキラキラ光っているようなサンドイッチが好みなんだなと改めて感じました。味はチーズがトロトロで、とてもおいしくできていました。

5月16日 夕食

和風パスタ

妻のリクエストで、さっぱり系のパスタを作りました。南部鉄瓶の鍋を使うと、とてもいい感じに仕上がり、しかも見た目が美味しそうで、南部鉄瓶の鍋のポテンシャルの高さを感じました。実家の押し入れに眠っていた南部鉄瓶の鍋は活躍の舞台を我が家に変えて、フル活動で大活躍してくれています。

5月17日 朝食

今週は朝食をややしっかり作りました。減薬をしていて、少し眠りが浅い上に、眠たさが抜けきらない日々ですので、朝ぐらいはしっかり作って、元気よく仕事したいと思っていました。少しずつ身体に負担来ないように減薬を医師と共に進めていて、体調が整わない日も少なくないですが、自分がこれまで積み重ねてきた、身体や心の管理の仕方が有効に生きてきて、破綻させずに上手に過ごせている。精神的に見ても充実していて、役割を十分に果たしながら、体調に無理が来ないように、かなり緻密に体調管理しているように感じる。

5月19日 朝食

生ハムメロンバケットサンド・サラダ・チーズケーキ

義母から頂いた誕生日プレゼントのメロンはとても感動的なおいしさで、妻と二人で大き目にカットして、スプーンですくって頂いた。最終日はコンビニで生ハムを買ってきて、バケットに挟んでいただきました。クリームチーズがあれば最高でしたが、切らしていましたので、4Pチーズを上手に活用して、美味しく頂きました。

過去の日記

ずっと日記を書いてきた。ここでは年代別の印象的な日記を張り付けていきたい。自分が誕生日にどう考えていたのか、自分の歴史を知る上でいいかなと思う。今回は2005.5.19から2012.5.19までの間が抜けてはいますが、8年間の歴史です。以降、次のメルマガでも掲載します。

第一部(2005-2012):メルマガvol.85 

第二部(2013-2020) :メルマガvol.86 

第三部(2021-2024):メルマガvol.87を予定しています

(第一部)

2005.5.19

「欠ける事を怖れずに」

この時代に生まれてきてわたしは今やるべき事を見つけた

精神障害を抱え心身ともに自分の思うようにならず仕事もままならず、人との交際も苦手だ

わたしの今抱えている問題を数えて行っても仕方がないと最近思うようになった。今の条件で出来る事を見つけよう。そう思うには長い苦しみがあった。周りの人が幸せそうに見えて、何でわたしには同じような幸せを手に入れることが出来ないのだろう。そんな事も思った。仕事もバリバリとして、お金を得て、好きなものを買って、車にも乗って、女の人と交際して、結婚して、子供を育ててなんて事を夢見た事もあった。

しかしこう思うことにした

わたしは生まれる前にそう言った幸せを経験してきたか、わたしがこの生を全うして死んだあと、再び生を受けた時この生を受けて出来なかった事は経験できるかもしれない。今はこの心身を遣って出来る事をやり遂げよう。そう誓った。わたしは文筆活動をしたい。その事に魂を注ごうと思った

生を受けたものはどこか欠けている

どんな人も

その欠けたものを追いかけるのも人生かもしれないがわたしは何かをやり遂げるために欠けていくものが人生だと思っている。一つ大きな能力を持っているがために日常生活が困難な人や人を癒す力を持っているがために大きな苦しみを抱えている人を何人も見た

わたしは欠ける事を怖れないようにしたい

それは何かをやり遂げるために神から奪われていくものだと信じている

奪われたのはわたしがやるべき事に魂を注ぎ込めている

または新たな能力を授けられるから

そう確信している

今出来ぬ事は生まれる前の人生で、または死んだ後に再び生を受けて出来るかも知れぬこと、今ここに生を受けて自分の持つ条件の中で魂を注ぐべき何かを見つけた今、神から奪われた何かを追うのではなくて奪われる事を怖れずに自分のやるべき事を全うしたい。それが喜びであり人生であるとわたしは思う。

 2006.5.19

精神病を患っているゆえ、眠る前には、睡眠導入剤を飲んでいる。でも、なかなか寝付けない。ストレスを抱えているほど、寝付けない。何かを人にせいにしているときは、まだ楽だけれど、ひとに対して悪いことをしてしまったなと反省しているときや、悪いことをしてしまったために、嫌われてしまったなと落ち込んでいるときにが、一番辛い。もう取り返しがつかないというようなことは、そう多くはしてないはずなのだけれど、妄想が膨らんで、取り返しのつかないことをしてしまったと、深く悔やみ、それが苛立ちと化し、自分をコントロールできない状態に陥る事も、以前はあった。今は、自分をコントロールする術を身につけた。それも、苦しみを経験して身につけたこと。 眠るときに一番気をつけなくてはならないのは、ストレスをどうやって紛らわせて、リラックスした状態で眠りに入るかということで、僕は、眠る場所を変えたり、食べ物を食べたり、テレビをオフタイマーにして、音を聴きながら眠ったり、いろいろな方法を使っている。 今は、新しい仕事に向かっているために、心身ともに疲れている影響もあって、なかなか寝付けない。でも、まあまあ疲れを溜めこない程度に深く眠れているし、眠れないことがストレスになっているわけではないので。 イライラを抱えているなら、コーヒーを飲むという手もある。大好きなコーヒーを飲むことでリラックスできて、すっと眠れる事もある。不思議だけど。 ベッドがあるのに、好きな場所で眠れる事を許されていることはありがたい。玄関の上がり框で眠ったり、キッチンの冷蔵庫の前で眠った事もある。今は、皆が共同で使っているテレビのある部屋に布団を引き込んで眠っている。  

2007.5.19

  今までの仕事を継続しつつ新しい仕事を始めて、二週間目。少しずつ、ゆとりが出てきたでも、まだまだ覚えなくてはならないことがたくさんある。簡単に、失敗したとか、駄目だとかは思いたくない。今までの失敗は、すべて糧になっている。糧なのだ。ストイックに褒められも、けなされてもどうじずに淡々と体力的に、まだ疲れを溜めつつある状態。でも、ぐっすりは眠れている。食べ物もおいしい。精神障害者でも、外で働けることをコツコツと示して行きたい。ストイックに。。  

2008.5.19

  「雨の音」

夜中、雨の音を聞いた暗い中、ベランダにひとり腰かけて雨の音に耳澄ました。

雨の音というけれど雨には音がなくて、雨粒がものに当たって音がするのだ

大地に、トタン屋根に、ハナミズキの花に、アスファルトに、

草原に、乾いた心に、水溜りに、物干し竿に、

雨が降る銀杏若葉に、コンビニの看板に、

パーキングメーターに、赤いポストに、もう戻れないあの日に、

サヨナラの挨拶に、道端に転がったコーヒーの空き缶に、小川の木の橋に、

雨が降る魚屋のトロ箱に、画廊喫茶のエンジェルストランペットに、

小学校前の赤色の点滅信号に、老人のため息に、時計草の蕾に、

大きな草魚が棲む池に、飛行場の滑走路に、古井戸の底の清水に、

雨が降る形見の薔薇の花に、羽を休める鳩に、失った悲しみに、

病がもたらす痛みに、クレマチスの欠けた花びらに、動物園のキリンの背中に

、走り抜ける車の窓に、破滅へと導かれている未来に、

雨が降る嫌いな人はいないという淋しいひとに、愛

されているのに淋しいひとに、ヘリコプターの羽に、

ジャガイモの花に、水銀灯の周りを飛ぶ蛾に、

一両編成の鈍行列車に、すれ違いを繰り返す恋人たちに、

ひとびとの祈りに、雨が降る雨音を響かせて

2011.5.19

  バタバタとしているうちに、39歳になりました。色々な方にお祝いして頂いて、いくつかプレゼント頂きました。頂いたお菓子には、近いうちに詩か物語をつけてこの場で発表できたらいいな~と思っています。長い目で待ってて下さいね☆

この一年は「躍」の一年だからね半端では終わりたくない。最後まで躍りきらなきゃね。5月19日生まれねずみ年、おうし座、AB型とくればひと癖もふた癖もありそうです、よく知る人には、ああなるほどねと思われるでしょう

2012.5.19

40歳の誕生日を迎えた。朝からお祝いのメールを頂いたり、封書が届いたりと、とっても幸せな一日になった。足元を見れば、抱える難題は多くあれど、じっくり腰を落ち着けてひとつひとつ解決していけばいい。今までやってきたことがおおむね正しかったことも分かった。これからの道を自信を持って進んでいこう。この節目の一年。大きな事をしようと思わずに、小さな事を積み重ねていくことで、大きなものを築いていこう。今年一年のテーマは「創」だから、そのテーマに添って、よき一年にしたい。

※編集後記※

18日、19日は妻の携帯の乗り換え手続きでショップに行った。思いの外手続きが困難でしたが、店員さんが淡々と丁寧に接客してくれたので、私たちもじっくりと構えて手続きできました。2日間で6時間近くの長丁場でしたが、なんとか最後までやり切ることができました。親切丁寧に向き合ってくれることってこんなにうれしいことなんだなと改めて感じた2日間でした。

無料で「妻恋う鹿は笛に寄る-太田初夏レター」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら

誰でも
太田初夏通信ーvol.155
誰でも
太田初夏通信ーvol.154
誰でも
太田初夏通信ーvol.153
誰でも
太田初夏通信ーvol.152
誰でも
太田初夏通信ーvol.151
誰でも
太田初夏通信ーvol.150
誰でも
太田初夏通信ーvol.149
誰でも
太田初夏通信ーvol.148