太田初夏通信ーvol.18
※日記※
6月10日(土)
ことわざ辞典を見ていて、「砂原は三里行けば二里戻る」ということわざにめぐりあった。意味は砂地は何の障害もなく、やわらかいので歩きやすいように見えるが、かえって歩きにくい。特に足が疲れて長続きしないものだ。というような意味なのだが、うう~ん深いな~と思ってしばらく考え込んでしまった。でも、いったいどんな道だと長続きするものなのだろうって。砂漠のど真ん中のように、行くも引くもイバラの道みたいな方が、長続きするものなのかな。歩かざるを得ないというような追い込み方をした方が、何かを成し遂げるためにはいいのかもしれない。砂漠も砂原だけどな。どうなんだろう。
6月11日(日)
人の目を気にせず、いいと思ったことを実行したり、言葉をかけられる人間でありたい。こうすると人から悪く言われないだろうかとか気にせずに、勇気を持って行動に移せる人間でありたい。ことなかれ主義ではなくて、良い方向に変わっていけることなら恐れずに英断しよう。それは自分のためでもあり、後悔しないためでもある。思い立ったが吉日ということわざもある。失敗を恐れずに、やっていこう。
※作品(詩・散文)※

何者でもない者を信じている
木に宿る小さな光
人に宿るほの暗い光
電波を拾うラジオから音楽が流れている
風に宿る大地の香り
水に宿る命の香り
何者でもない者を信じている
神様は少しいじわるだが信用している
悪魔はうっかり者だからとことんまでは追い詰めない
ところによってにわか雨
何かひとつの世界だけを信用しない
何かを否定してまで何かを守らない
それは正しいとは言えないかもしれないが
苦しい選択かもしれないが
間違ってもいないかもしれない
時々曇り
耳を澄ませば聞こえてくる
小さなささやき
幸福になるために不幸を捨てない
大人になるために子どもを捨てない
時々晴れ
拾い上げたビー玉は光に輝いた
地面に落ちた色のついた影
※食卓※

6月10日 朝の目覚め
バナナミルクジュース
起床したばかりの妻に、バナナミルクジュースを目覚めのドリンクとして用意した。普段使っているアイスを切らしていたので、ヨーグルトとミルクで代用。いつもよりさっぱりとした目覚めいいドリンクになった。

6月10日 朝食
フレンチトースト
休日の朝でしたので、フレンチトーストを作った。のんびりと話しながら食べるには、とてもいい朝食。気持ち良い目覚めでした。

6月10日 おやつ
枇杷ジェル
びわの実が手に入ったので、砂糖で甘く炊いて、コンポートにしてから、ゼラチンを流し込んで、ジェル仕立てにした。今年初物のびわの実。スーパーの物は高くて手に入らなかったので、朝市の一袋200円のものを使用。甘さ控えめの実だったが、とても美味しくできた。

6月10日 夕食
トマトラーメン・枝豆
日清トマトラーメンの大ファンで、好んで食している。トマトとタバスコ仕立てのタレがとてもおいしいし、野菜たっぷり取れるので、ヘルシーである。タレが残ったら、そうめんを湯がいて、タレにからめて、頂いている。私も妻も大好きな一品。
※詩や小説や曲の感想※
『SUNDAY BREAKFAST / ANTHONY LAZARO』
イタリアで生まれて、ベルリンを拠点にして活動しているシンガーソングライター。この曲は、題名の通り、日曜日の朝食のことが題材にされていて、PVもすごく素敵だ。切なさの中に、温かさもあり、切実なる思いもある、繊細な曲のタッチを歌い方とメロディーでも表現している。ホットケーキを焼きたくなった。
※編集後記※
果実の美味しい季節。妻にも紫蘇ジュースが好評で、続編を投入したいと思っているので、何かいい果実が入ったら、果実を漬け込んだ果実ジュースを作りたいと思っている。梅ソーダなんかも飲みたいし、ヤマモモジュースもいいなと思う。いい果実が手に入るのを楽しみにしている。

すでに登録済みの方は こちら