太田初夏通信ーvol.18

日曜日にはEテレを見ながら、朝食を食べるのが日課だ。趣味の園芸や芸術関連の番組を、二人で楽しんでいる。穏やかな日曜日の朝の過ごし方として、リラックスできるひと時だ。
太田初夏 2023.06.11
誰でも

※日記※

6月10日(土)

ことわざ辞典を見ていて、「砂原は三里行けば二里戻る」ということわざにめぐりあった。意味は砂地は何の障害もなく、やわらかいので歩きやすいように見えるが、かえって歩きにくい。特に足が疲れて長続きしないものだ。というような意味なのだが、うう~ん深いな~と思ってしばらく考え込んでしまった。でも、いったいどんな道だと長続きするものなのだろうって。砂漠のど真ん中のように、行くも引くもイバラの道みたいな方が、長続きするものなのかな。歩かざるを得ないというような追い込み方をした方が、何かを成し遂げるためにはいいのかもしれない。砂漠も砂原だけどな。どうなんだろう。

6月11日(日)

人の目を気にせず、いいと思ったことを実行したり、言葉をかけられる人間でありたい。こうすると人から悪く言われないだろうかとか気にせずに、勇気を持って行動に移せる人間でありたい。ことなかれ主義ではなくて、良い方向に変わっていけることなら恐れずに英断しよう。それは自分のためでもあり、後悔しないためでもある。思い立ったが吉日ということわざもある。失敗を恐れずに、やっていこう。

※作品(詩・散文)※

何者でもない者を信じている

木に宿る小さな光

人に宿るほの暗い光

電波を拾うラジオから音楽が流れている

風に宿る大地の香り

水に宿る命の香り

何者でもない者を信じている

神様は少しいじわるだが信用している

悪魔はうっかり者だからとことんまでは追い詰めない

ところによってにわか雨

何かひとつの世界だけを信用しない

何かを否定してまで何かを守らない

それは正しいとは言えないかもしれないが

苦しい選択かもしれないが

間違ってもいないかもしれない

時々曇り

耳を澄ませば聞こえてくる

小さなささやき

幸福になるために不幸を捨てない

大人になるために子どもを捨てない

時々晴れ

拾い上げたビー玉は光に輝いた

地面に落ちた色のついた影  

※食卓※

6月10日 朝の目覚め

バナナミルクジュース

起床したばかりの妻に、バナナミルクジュースを目覚めのドリンクとして用意した。普段使っているアイスを切らしていたので、ヨーグルトとミルクで代用。いつもよりさっぱりとした目覚めいいドリンクになった。

6月10日 朝食

フレンチトースト

休日の朝でしたので、フレンチトーストを作った。のんびりと話しながら食べるには、とてもいい朝食。気持ち良い目覚めでした。

6月10日 おやつ

枇杷ジェル

びわの実が手に入ったので、砂糖で甘く炊いて、コンポートにしてから、ゼラチンを流し込んで、ジェル仕立てにした。今年初物のびわの実。スーパーの物は高くて手に入らなかったので、朝市の一袋200円のものを使用。甘さ控えめの実だったが、とても美味しくできた。

6月10日 夕食

トマトラーメン・枝豆

日清トマトラーメンの大ファンで、好んで食している。トマトとタバスコ仕立てのタレがとてもおいしいし、野菜たっぷり取れるので、ヘルシーである。タレが残ったら、そうめんを湯がいて、タレにからめて、頂いている。私も妻も大好きな一品。

※詩や小説や曲の感想※

『SUNDAY BREAKFAST / ANTHONY LAZARO』

イタリアで生まれて、ベルリンを拠点にして活動しているシンガーソングライター。この曲は、題名の通り、日曜日の朝食のことが題材にされていて、PVもすごく素敵だ。切なさの中に、温かさもあり、切実なる思いもある、繊細な曲のタッチを歌い方とメロディーでも表現している。ホットケーキを焼きたくなった。

※編集後記※

果実の美味しい季節。妻にも紫蘇ジュースが好評で、続編を投入したいと思っているので、何かいい果実が入ったら、果実を漬け込んだ果実ジュースを作りたいと思っている。梅ソーダなんかも飲みたいし、ヤマモモジュースもいいなと思う。いい果実が手に入るのを楽しみにしている。

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