太田初夏通信ーvol.144

太田初夏の日常を覗き見る!
苦難を乗り越えながら笑顔で過ごすギフトのような暮らしで感じた未来へのレター
太田初夏 2025.03.02
誰でも

※日記※

2月24日(月)

一番星を見つけたくて、バスを一本乗り過ごした。行き交う車の騒がしさも静かになる。暮れていく空の中に光る星。一つ輝き始めると、二つ、三つと見つかる。あまりにも美しく感じたので、背伸びして眺めてみた。

吐く息が白い。夜空は誰とでも共有できるが、独り占めもできるし、二人だけで共有することもできる。しかし、できれば大勢で共有したかったので、星座にまつわる神話を思い出した。そうすれば過去の人とも、現在の人とも、未来の人とも共有できる。美しくて少し悲しい物語。冷えた静けさの中で、私と同じように夜空を見上げている人がいると思うと、それだけで胸が温かくなった。

一つ一つの星は美しい。しかし、その美しさを語るには難しい。きっと人間も同じ。一人ひとりは美しい。その美しさを語るとなると、やはり名前や物語やエピソードが結びついてこそだから、この人はこうしてほしいのだろうな~と想像したり、イメージしたり、想いを聴いて、そしてそれを自分の行動に結びつけて、人の想いにふたをしたり、無視をしたり、勇気がないからと理由をつけないようにしよう。なんてことを思いながら次に来るバスを待った。星が光る表現は、キラキラという表現がぴったりだ。キラキラと瞬く様子と呼吸を合わせると、心が穏やかになる。

2月25日(火)

雨の音が聴こえる。醜い私は雨に打たれている気持ちになって、窓ぎわでコーヒーを飲む。愚かな私は流れる雨水の気持ちになって、高いところから低いところへと、蛇行しながら落下していく。性格診断で、協調性がないという結果が出た。確かにそうだ。うん、確かに。迷惑かけていることもたくさんあるんだろうな。その一方で、客観性を持って、周りを見渡している自分もいる。私の役割は、私にしかできないことを目指せばいいのであって、皆と同じ必要はない。

私がいなくなれば、世界は少しだけ美しくなるんだろうなと思う自分。私がいなくなれば、少しだけ淋しくなるんだろうなと思う自分。この二つの感情の交わるところに、私の本質がある。自己中心的な思想。私の好きな人がいなくなれば、世界は少しだけ醜くなり、ものすごく淋しい世界になる。だから大事に想わなければ、大事にしなければ・・・

2月26日(水)

カラフルな色を並べて、夢を作った。きれいな創作物ができたが、何か違う様な気がした。その中から自分の好きな色だけ集めて並べてみた。居心地良さそうな形になったが、少し不自然だった。その中に歪な形で美しくないものを混ぜてみた。調和してしっくりしたものが出来上がって、自分の分身のように感じた。嬉しかった。そして何もかも全部混ぜて、ごちゃごちゃにしてみた。混沌としてしまったけれど、スッキリした。混沌とした中に、同じ色が固まっているところもあれば、乱れている部分もある。見つめていると見えてくるものがある。形あるものの中に浮かび上がる形のないものの姿。古代の人たちが満点の星空から星座を作り、それにまつわる物語を作ったように、私も生きることができるはず。醜くて美しい世界の一部として心臓は脈々と動いている。自分を認めることがこの世界を認めることにつながるはず。いつか必ず訪れる死。死んだ後も、世の中は動き続け、星空には星が輝き、ニュースは醜い話題が躍り、争いの絶えない世で、人は助け合って生きていく。それはずっと変わらない。その事実が私を救う。

2月27日(木)

体調を崩している間にアトピーが酷くなって、顔が特に酷くて、出かけるのも嫌になりそうだったのですが、皮膚科で頂いた薬と妻の化粧水や自分の持っているものを駆使して、二週間かけてしっかり治すことができた。幼いころからアトピーに苦しんできた妻がいろいろと知恵を出してくれて、私よりも真正面から向き合ってくれて、無事治りつつある。顔の塗り薬は最初痒くて仕方のない劇薬なのですが、痒みのピークを乗り越えて、妻のキメの細かいケアに救われた。本当に良かった。

2月28日(金)

2月は28日ということで、あっという間に逃げてしまった。1月に罹った肺炎の治療をしながら、なんとか自分のやるべきことをやり切った感じがする。病院に通いながら、闘病しながら、少なくはあるが120時間近く働いて、頑張ったなと思う。難しい1か月だった。夕方には空を見上げて、惑星直列の様子を眺めた。あれが金星だね、あれはきっと火星だねなんて眺めている時間がとても楽しかった。

3月1日(土)

人生のうちで最も成長できた経験は、大学生時代に発病した精神病を、長期間かかりましたが寛解することができて、仕事もしながら、結婚もして、自分が一番望んでいた人並みの生活をまがいなりにも獲得できたことです。

若い時にこうなりたいという現実を50歳近くになって、30年近くかけて、コツコツとステップアップすることで獲得できた。急激にではない。試行錯誤しながら、自分を知り、病を知り、世の中を渡り歩くことを学び、人とのやり取りをどうしていこうか考えた結果だと思っている。

決して格好良い生き方はできなかったと思う。泥臭く、時には駄目なこともやってしまい、失敗し、人様に迷惑をかけた。これからもまた変わらない道のりだと思っている。

見捨てずに私を見守ってくれた父母、祖母、妹の家族、携わった仕事場の方たち、友達、親戚の方たち、ネットで知り合った友人、そして何よりも妻に感謝している。本当に僕は幸せな人生を歩ませてもらっていると思っている。

3月2日(日)

前日早くに眠ったので、久しぶりに早朝に気持ち良く目覚めた。朝の活動は気持ち良くていい。自分のリズムに合っている。一日の活動の予定も立てやすいし、いろいろなことを前倒しでできることも嬉しい。それに妙に頭が冴えていて、クリエイティブ。自分は年齢を重ねて、頭の冴えが鈍くなってきたなとすら思っていたから、なんだかとても嬉しい。出来るだけ早く眠って、早朝に冴えた頭をクリエイティブなことに活かそう。

※質問→回答集※

いろいろな方からやってくる質問に対する回答をまとめてみました。

<美しい人が美しくなくなったらどうしますか?>

美しいにもいろいろな基準があると思いますが、何かと何かを比較することで、美しいか美しくないか判断することはしたくないのです。人間の持つポテンシャルはきっとどんな風になっても変わらないと思っていて、美しい人がある時点と比べて美しくなくなったら、それは何かにポテンシャルが移行しているのであって、その移行したものが何に出るか見極めたうえで、こういう美しさに変わったと表現できたらいいなと常々思っています。

<仕事や宿題は締め切りがあると燃える?それともプレッシャーを感じる?>

私はプレッシャーに感じてしまうので、できるだけ早く片付けて、押し迫ってくる時間との闘いをなくして仕事したり、活動している。プレッシャーに感じて、いい結果が出ないことが多いので、やっぱりプレッシャーに押しつぶされないように、気持ち良く前倒しして、しっかり結果出るように終わらせるのが私のやり方かもしれない。

※作品(詩・散文)※

『混沌』

数え切れないほどあった私の淋しさは、貴方の淋しさと重なり合って優しい時間を生み出してくれる。貴方と重なれば重なるほど、胸に響いて潤っていく。貴方を愛している。世界が混沌としているなら私の魂が混沌としているからと教えてくれた気がします。

『祈り』

美しい宙の彼方まで祈りが届きますように。世界中の争いごとが鎮まり、平和な世の中が訪れますように。人々に笑顔が戻り、優しさが優しさを呼びこみ、このささやかな祈りがどこまでも拡がっていきますように。

『季節が巡るように』

季節が巡るように

人を想う

春夏秋冬・春夏秋冬・春夏秋冬・春夏秋冬・春夏秋冬・・・

命尽きるまで

長い気持ちで

強い気持ちで

一番遠くからでもそばに感じられるように

一番近くからなら寄り添うように

そっとそっとそっと

そっとそっとそっと

※食事※

2月24日 朝食

フレンチトースト

妻のリクエストで、フレンチトーストを作りました。牛乳がなかったので、クリームチーズとヨーグルトを代用して作った。前日のフレンチトースト爆破事件のリベンジで、上手に作れました。570円のフライパンを大事に使って、美味しい料理をしっかり作ります♪

2月24日 夕食

ウィンナーとブロッコリーの炒め物

妻がお腹空いたとリクエストが来たので

創作活動しながらつまめるものを作った

美味しいねと言いながら

作業も進んだよう

作品見せてもらったら

力作揃い

腕上げたねと伝えると喜んでました

本当に腕上げてます

2月25日 夕食

穴子飯、アジフライプレート

作りました

一日お疲れ様でした

幸せな夕食

少しずつ日が長くなり明るい兆しを感じます

コスモス薬局のアジフライは揚げたらいいだけなので、とても重宝します。

穴子飯は穴子の切り落とし部位を購入してきて炊き込むので、リーズナブルで美味しい。

2月26日 夕食

クリームシチュー・高野豆腐の卵とじ

妻の大好物のクリームシチューを作った。二人ともやや疲れ気味で、滋養のつくシチューにした。

私は幸せ者だ。

妻のひと言や行動には優しさや労りが込められていて、本当に素晴らしい人と一緒になれたと感じている。

妻や両親や会社の方々や皆様を通じて、神様からたくさんプレゼントを頂いている気持ちになる。私は生きている間にどれだけお返しできるだろう。

どんな姿になっても、どんな形で生きていてもより良く、人から尊敬される生き方ができることを104歳まで生きた祖母から学んだ。

私はこれからの自分に期待している。未熟者でもあほんだらでも愚か者でも、立派にならなくても大それたことができなくてもいいんだ。

自分の素直な気持ちに正直に、しかしながら周りの方たちの幸せに貢献できる、祈りこもった小さな何かができれば。

井の中の蛙大海を知らず

しかしながら、鳴き声は宙の涯てまで届き、世界の調和を保っている

2月27日 朝食

きつねうどん

おはようございます

妻のリクエストできつねうどんにしました

朝のうどんは力つきます

バリバリと働いてきます!

2月28日 朝食

チーズトースト・目玉焼き・サラダ

おはようございます

目覚め良い朝

身体に痛みを抱えたまま、家事して出社

咳すれば激痛走る

なんとか仕事やり終えて

早めに帰る

2月28日 夕食

 マグロ漬け丼・ラム肉のバルサミコ酢焼き  

妻の大好物のマグロの漬け丼は我が家の定番料理になりつつある。スーパーで値ごろの切り落としを購入してきて、特性たれに漬け込んでいただく。ラム肉はフジで見かけるようになり、セール品をチョイスして頂いている。少量で満足度高いし、バルサミコ酢とめっちゃ相性いいのでお勧めです。

3月1日 昼食

やきそば・餃子

半額セールの焼きそば麺と餃子を活用して、昼食にしました。少し手を加えるとかなり美味しく頂けます。天気が良くて気持ちいい土曜日の午後、のんびりゆるゆると時間が流れています。

3月2日 朝食

おにぎりプレート、豆腐とわかめの味噌汁

おはようございます

素敵な日曜日の朝

気持ちいい目覚め

朝食はおにぎりプレート作りました

創作活動しながら味噌汁炊いて

二度寝もして、しっかり心身整えました

NHK教育番組で

趣味の園芸や芸術関連の番組見ながら

妻とゆっくり語り合うひととき

妻の願望を胸に留めながら

いつか必ず叶えられるように

自分の頑張りに繋げたい

※編集後記※

1月はいぬ、2月は逃げる、3月は去ると言って、1年の中でも1カ月があっという間に過ぎていくシーズンです。1月、2月、病気で苦しんだ分、3月は夫婦ともども健康的に楽しめる1カ月にしたい。一日いちにち大切に、残された時間の中、妻との時間を大切に、仕事を充実させて、周りの人と協力し合って、幸せを積み重ねていきたい。

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