太田初夏通信ーvol.77

太田初夏の日常を覗き見る!
苦難を乗り越えながら笑顔で過ごすギフトのような暮らしで感じた未来へのレター。世界中から紛争や戦争がなくなってほしい。大国のエゴで、いつまでも終わらない戦争や、これから始まりそうな戦争が、超時空要塞マクロスのように、歌がきっかけで、ピタッとやんでほしい。
太田初夏 2024.04.21
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※日記※

4月18日(木)

18日の深夜に愛媛県の南予で震度6弱の地震があった。私の住んでいる新居浜も揺れた。いつになく大きな地震で、揺れを長く感じる地震だったことと、けたたましいJアラートの鳴り響く音に驚いた。ちょうど妻と電話でお話している時で、冷静な気持ちになりながら、安全な場所に身を潜ませた。地震がおさまった後、ガスの元栓を切って、炊飯器でご飯を3合炊いて、わかめご飯にしておにぎりを作った。そして、お風呂の湯船に、トイレ用の水を少し張って、もし何かあった時でも、何とかなるようにしておいて、就寝した。地震は大きな被害にはならずに済んでよかったし、私の住んでいる地域も停電も断水もなかったので、良かった。

4月19日(金)

義父が一月末に亡くなって、一人っ子の妻と私の二人四脚で、葬儀から役所手続き、義母の心のケア、義父の持ち物の整理や、今後の義母が暮らしやすいように、Wi-Fiつけてアレクサ設置など、ほぼ完了させた。妻は心労ある中でよく頑張ったし、私自身も慣れない土地での役所周りや、遠隔地からの様々な電話応対や、機器の設定や、妻と義母のフォローなど、頑張りました。来週月曜日に、妻がやっと本格的に帰ることができるので、精一杯労いたい。期間中に静岡で三人全員コロナで倒れて、出前館による食べ物配達に支えられてたり、いろいろ見えない苦労もありましたが、精神的にも、能力的にも高まり、家族の絆も深まり、経験値が格段に上がり、かなり肝が座った人間になれた気がします。義父、義母、妻、父、母に感謝です。本当にありがとう

4月20日(土)

活きのいいさよりを近所のスーパーで見つけたので、さよりの梅しそ巻きの天ぷらを作った。既に開いて販売しているので調理がとても楽でした。梅干しを種を取り出して、しそと一緒に巻いたらいいだけ。後は天ぷらにする。私が小さい頃に母が良く作ってくれて、私の大好物の料理だったので、同じように作ることができて嬉しい。

4月21日(日)

月曜日に妻が帰ってくる。いつものように、仕事を終わらせて、駅で出迎え。

スーツに義父のネクタイ締めて、花束を抱えて、寂れた駅で待っている。人垣に紛れて改札口を通る妻を見つけると、テンションMAX。

花屋の店員さんにも、駅員さんにも、女子高生たちにも、顔が割れて、ちんちくりんのきもいおっさんが、愛しの女性を待つ絵図として認識されつつあり、柱の陰で待っている。

妻はいつも笑顔で可愛い  

質問→回答集※

いろいろな方からやってくる質問に対する回答をまとめてみました。

<あから始まる恐ろしい言葉教えてください>

安珍清姫蛇に化けて

<励ましの一言をお願いします>

SNSを拝見しました。一日いちにちの暮らしを丁寧に考えて過ごそうとされていて、手作りの品も細部にこだわりを感じて、とても素敵でした。励ましの言葉とは違うのかもしれませんが、私が励まされました。ありがとうございます。

<ありえないけど起きてほしいと思うことはなんですか?>

ありえないけど起きてほしいと思うことですね。世界中から紛争や戦争がなくなってほしい。大国のエゴで、いつまでも終わらない戦争や、これから始まりそうな戦争が、超時空要塞マクロスのように、一曲の何かの歌がきっかけで、ピタッとやんでほしい。

作品(詩・散文)※

@u_m_e_k

@u_m_e_k

『gift』

この世の中を構成する一つひとつが誰かからのギフトで、想いに満ち溢れたものだとしたら、なんて素敵なのだろう。その誰かは、美しく優しく素晴らしいものだけをギフトにしない。醜く愚かで体験として苦しいものも含めて、ギフトにしている。そして、その経験をどのように感じるかは、私たちに委ねてくれる。だから、やっぱりこの世の中はギフトで満ち溢れて、美しいね

@u_m_e_k

@u_m_e_k

『春泥の彩』

寒さの中の最期の吐息は、慈愛に満ちて優しく届いた。

胸の大切なポジションに、河のカワセミの羽に、春泥の彩に、桜の花びらになって、この世を満たしている。永遠の影山に花は咲いて、繰り返し繰り返し、呼んでいる。

  ここから※食卓※、※コラム※、※編集後記※があります

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